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法隆寺地域の仏教建造物について


ユネスコの世界遺産に登録されている、日本国内の文化・自然遺産は、2007年現在、14件あります。文化遺産が11件、自然遺産が3件です。複合遺産はありません。

世界遺産という言葉は聞くけどイマイチよく分からないという人のために、世界遺産についてご紹介します。

今回ご紹介するのは『法隆寺地域の仏教建造物』です。


『法隆寺地域の仏教建築物』は、1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。世界文化遺産の登録基準1、2、4.6を満たしていることが認められたためです。

具体的に、国連から依頼を受けて文化遺産の現地調査にあたる、ICOMOS(国際記念物遺跡委員会)は、基準について次のように述べています。

◆基準1:
『人類の創造的天才の傑作を表現するもの。』具体的には、『法隆寺の建築物群が、木造建築としての構造・配置量観点から傑作である。』

◆基準2:
『ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。』具体的には、『同建造物群が、仏教伝来直後の仏教建築物で、日本の宗教建築に深い影響を及ぼした。』

◆基準4:
『人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。』具体的には、『同建造物群は、中国文化への順応、日本の寺院建築の配置、および結果的に日本独自の様式を確立した代表的な例である。』

◆基準6:
『顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。』具体的には、『日本への仏教の流入、および聖徳太子の仏教奨励が、同地域への仏教の浸透に際立った特徴を示している。』

『法隆寺地域』とは、奈良県生駒郡斑鳩町を指し、法隆寺および法起寺の建造物のことです。

この地域の仏教建築物は、聖徳太子と深い関連があります。中国の六朝時代の建築の影響が強いことでも知られ、法隆寺の西院伽藍は、世界最古の木造建築物といわれています。

明治時代初期、仏教寺院や仏像などを廃毀し仏教に対して弾圧を加えた『廃仏毀釈』によって、法隆寺をはじめとするこれらの寺院も打撃を受けました。

しかし第二次世界大戦後、文化財保護法により国宝ならびに重要文化財に指定され、世界遺産への登録に至ったのです。


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