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世界無形遺産について


ユネスコの世界遺産に登録されている、日本国内の文化・自然遺産は、2007年現在、14件あります。文化遺産が11件、自然遺産が3件です。複合遺産はありません。

2007年の第31回ユネスコ世界遺産会議で『石見銀山遺跡とその文化的背景』が文化遺産に登録され、これに続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。

世界遺産という言葉は聞くけどイマイチよく分からないという人のために、世界遺産についてご紹介します。

今回ご紹介するのは『世界無形遺産』です。


日本の文化財保護法は、『演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で我が国にとつて歴史上又は芸術上価値の高いもの』を無形文化財とし、そのうち重要なものを『重要無形文化財』として指定できると規定しています。

たとえば、『人形浄瑠璃文楽』、『能楽』といった芸能、『備前焼』といった工芸です。


ユネスコは2003年第32回ユネスコ総会で『無形文化遺産保護条約』を採択しました。

それに基づいて登録される予定の世界的な価値のある無形の文化財を『世界無形遺産』といいます。

対象となるのは、民族音楽、ダンス、劇などの芸能や、社会的習慣、儀式、祭礼、伝統工芸技術、文化空間です。
有形の世界遺産については、1972年採択の世界遺産条約『世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約』でリストアップされていました。

しかし、口承文学や芸能などの無形の文化財を曽野枠組みのなかで保護することが難しい、ということで『無形文化遺産』として新たな枠組みが作られたのです。

世界無形遺産リストには、次の2種類があります:


◆『緊急に保護する必要のある無形文化遺産の一覧表』(危機リスト)
◆『人類の無形文化遺産の代表的な一覧表』(代表リスト)

具体的には、エジプトの叙事詩『アル・シラー・アル・ヒラリア』(口承の伝統と表現)、イタリアの『シシリアの人形劇』(芸能)、コロンビアの『バランキーヤのカーニバル』(儀式および祭礼)などがあります。

アジアでは、例えば、インドの『ラーマーヤナの伝統演劇』、大韓民国の『バンソリの詠唱』(芸能)などがあります。

日本でも、2001年に『能楽』(芸能)が、2003年に『人形浄瑠璃文楽』(芸能)、2005年には『歌舞伎』(伝統芸能)が、それぞれリストに掲載されました。


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