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世界遺産候補 平泉の文化遺産
ユネスコの世界遺産に登録されている、日本国内の文化・自然遺産は、2007年現在、14件あります。文化遺産が11件、自然遺産が3件です。複合遺産はありません。
2007年の第31回ユネスコ世界遺産会議で『石見銀山遺跡とその文化的背景』が文化遺産に登録され、これに続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。
世界遺産という言葉は聞くけどイマイチよく分からないという人のために、世界遺産についてご紹介します。
今回取り上げるのは『世界遺産候補 平泉の文化遺産』です。
岩手県平泉は、平安時代末期、奥州藤原氏四代が約100年にわたって文化を築いてきた地です。
都の文化を受容しながら、仏教寺院・浄土庭園など、独自の文化を発達させました。
平泉の文化遺産は、平成13年に『暫定リスト』に登録されました。岩手県では、平成20年の世界遺産登録を目指してさまざまな運動に取り組んでいます。
藤原氏の文化としてまず思い浮かべるのは、中尊寺でしょう。
天台宗特有の一山寺院です。850年に慈覚大師円仁によって開山されたと伝えられます。
その後、奥州藤原氏の初代清衡が本拠地を平泉に移し、造営したのです。
大長寿院は、高さ15メートルという大きな建物で、中には、高さ9メートルの阿弥陀如像が本尊として祀られています。
平泉を侵攻した源頼朝が、大長寿院をみて驚き、鎌倉に永福寺を建てたといわれています。
清衡は数々の大伽藍を建立し、1124年に金色堂を完成させました。金色堂は国宝となっています。他に類を見ない、平泉文化独自のものです。
中尊寺と同様、平泉文化を代表するのが、毛越寺です。
中尊寺と同じ、慈覚大師円仁に開山されたと伝えられています。
当時は、お堂や塔が40以上、僧侶の生活する建物が500以上、という大きなものでしたが、火災により当時の建物は残っていません。
大泉が池は、海岸の美しさを表したもので、現在のものは発掘調査によって復元整備されました。
平安時代の庭園造りの秘伝書『作庭記』に忠実に作られたものです。
遣水が緩やかに蛇行し、この世の極楽浄土のようです。特別名勝の指定を受けています。
その他、倉町遺跡、金鶏山、柳之御所遺跡など、平泉の文化遺産は奥深い魅力を誇っています。
すでに世界遺産に登録された京都や奈良に続き、奥州の独自の文化として是非、世界遺産への登録が実現することを願います。
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