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世界遺産候補 富岡製糸場と絹産業遺跡群


ユネスコの世界遺産に登録されている、日本国内の文化・自然遺産は、2007年現在、14件あります。文化遺産が11件、自然遺産が3件です。複合遺産はありません。

2007年の第31回ユネスコ世界遺産会議で『石見銀山遺跡とその文化的背景』が文化遺産に登録され、これに続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。

世界遺産という言葉は聞くけどイマイチよく分からないという人のために、世界遺産についてご紹介します。

今回取り上げるのは『世界遺産候補 富岡製糸場と絹産業遺跡群』です。


絹(生糸)は、開国直後の日本においてお茶と並び、利益が期待された輸出品でした。

群馬県富岡市にある『富岡製糸場』は、日本初の器械製糸工場です。

明治5年(1872年)に操業を開始し、現在は、約1万5千坪の敷地内に開設当時の繭倉庫、繰糸場など、煉瓦建造物が当時のままの姿で残っています。

2005年に、『旧富岡製糸場』として国の史跡に指定され、翌年の2006年には、明治8年(1875年)以前の建造物が国の重要文化財として指定されました。

現在、この富岡製糸場およびそれに関連する絹産業遺跡群は世界遺産の暫定リストに登録(文化遺産)されています(2007年)。群馬県は富岡製糸場を中心とするこれらの遺跡群の世界遺産登録に向けて、『富岡製糸場 世界遺産登録推進委員会』を設置し、遺跡の各種調査、研究、およびPR活動を行っています。

たとえば、『富岡製糸場と絹産業遺跡群』を構成する数々の資産をバスで回るツアーの実施です。

車内でビデオを上映し、普段は解説が行われないような試算についても現地で解説をするなど、一般に広くその資産の価値を伝え、理解を深めてもらおうという取り組みです。

また県政特別番組として、『富岡製糸場と絹産業遺跡群』を構成する10の資産を5回シリーズの番組で紹介する活動も行っています。

さらに富岡製糸場世界遺産伝道師協会と連係して講座を開催するなど、広報活動も展開しています。

まさに地域あげての活動は、世界遺産およびその候補の物件を有する地域が、自らの資産の価値を再確認し、誇りをもって維持していくきっかけとなっていると思います。


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