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鎌倉の社寺や構造物
ユネスコの世界遺産に登録されている、日本国内の文化・自然遺産は、2007年現在、14件あります。文化遺産が11件、自然遺産が3件です。複合遺産はありません。
2007年の第31回ユネスコ世界遺産会議で『石見銀山遺跡とその文化的背景』が文化遺産に登録され、これに続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。
世界遺産という言葉は聞くけどイマイチよく分からないという人のために、世界遺産についてご紹介します。
今回取り上げるのは『鎌倉の社寺や構造物』です。
鎌倉幕府から150年もの間、鎌倉は政治の中心であるばかりか、武家文化の中心としても栄えてきました。現在もその面影を残す武家の町並みは、多くの観光客を集めています。鎌倉の大仏、鶴岡八幡宮、建長寺など、鎌倉の社寺と建造物は、1992年、ユネスコの世界遺産の文化遺産候補として暫定リストに登録されました。
現在、鎌倉市は登録に向けた調査やPR活動を展開し、2008年度以降の登録を目指して運動を継続しています。
具体的な申請対象は、以下のものです(予定):
◆宗教建築・遺構
・建長寺
・円覚寺
・法華堂跡
・鶴岡八幡宮
・荏柄天神社
・永福寺(ようふくじ)跡
・覚園寺(かくおんじ)
・瑞泉寺
・東勝寺跡
・鎌倉大仏殿跡
◆道路や屋敷跡等の遺構
・若宮大路
・名越切通
・亀ヶ谷(かめがやつ)坂
・仮粧(けわい)坂
・朝夷奈(あさいな)切通
・巨福呂(こぶくろ)坂
・大仏切通、極楽寺坂
・北条氏常盤亭跡
・和賀江嶋(わがえのしま)
鎌倉は、古来からの都、平城京や平安京と大きく異なり、日本で初めての向けの都市です。南側は海に面し、東、北、西は山に囲まれているという自然の要害に恵まれているため、城壁などの構造物はなくとも要塞都市として機能を果たす日本で唯一のものです。
これはユネスコの文化遺産基準の3,4に該当すると考えられます。
また、鎌倉では、『やと』あるいは『やつ』と呼ばれる小さな谷が開発され、他に類を見ない独創的な特徴の都市を作り出しています。
谷底には『平場』が造成され、そこには大小の寺院が建立されました。
また、切り立ったがけの『切岸』には、横穴が掘られ、『やぐら』と呼ばれる独自の墓所もしくは聖所が作られたのです。
これらの町並みの特徴は、文化遺産基準の5に該当すると考えられています。
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