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世界遺産候補 国立西洋美術館本館
ユネスコの世界遺産に登録されている、日本国内の文化・自然遺産は、2007年現在、14件あります。文化遺産が11件、自然遺産が3件です。複合遺産はありません。
2007年の第31回ユネスコ世界遺産会議で『石見銀山遺跡とその文化的背景』が文化遺産に登録され、これに続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。
世界遺産という言葉は聞くけどイマイチよく分からないという人のために、世界遺産についてご紹介します。
今回取り上げるのは『世界遺産候補 国立西洋美術館本館』です。
現在、日本の世界遺産(文化遺産)暫定リストに登録されているひとつに、国立西洋美術館があります。東京台東区に位置する、西洋の美術作品を専門とする美術館です。
印象派など、19世紀から20世紀前半の絵画や彫刻を中心とする松方コレクションを基にしたこの美術館がなぜ世界遺産候補になったのでしょうか?
この美術館の本館は、ル・コルビュジェの設計によるものです。
1998年には旧建設省によって『公共建築百選』に選定されています。
国立西洋美術館は、1998年に大規模な免震レトロフィット工事を行いました。
これは地下を含めすべてを地盤から絶縁するという大掛かりな工事です。
日本における免震レトロフィット工事としては初のものでした。
人名と作品の保護、さらに美術館全体としての安全な利用を可能としたのです。
フランス政府は、暫定リストにフランス国内にあるル・コルビュジエの作品を13件、登録しています。
『ル・コルビュジエ建築と都市計画』と称すこのなかに、フランス政府は、ドイツやスイスにあるル・コルビュジエの作品と同様、日本の国立西洋美術館本館も推薦を検討していることが報道されたのです。
最終的に世界遺産への登録の可否が決定するのは、2009年の世界遺産登録会議を予定しています。
申請されるのは、世界7カ国に散在する計23件です。
日本国内にある文化遺産を外国政府が推薦するのは史上初の試みです。
現在、日本でも2007年に文化庁が、この西洋美術館を日本の重要文化財にしている予定を立てています。
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